株式会社BEL(本社:大阪府堺市、代表取締役:兼松秀行)は、2025年9月28日~10月1日に米国オハイオ州コロンバス市で開催された**MS&T 2025(Materials Science & Technology Conference)および、翌10月2日にWright State University(ライト州立大学)**で開催された材料科学セミナーにおいて、粉体および流体シミュレーション技術を材料プロセスに応用する研究成果を発表しました。
本講演では、株式会社Prometech Software社が開発した離散要素法(DEM)に基づく粉体シミュレーションソフトウェアを活用し、セラミック積層造形、粉末冶金、金属3Dプリンティングなどの材料プロセスにおける粉末挙動解析を行いました。これにより、粉体充填挙動の可視化と最適化設計、さらには焼結や層形成の均一性向上など、プロセス理解の深化と材料性能向上に向けた新たな知見が得られました。
発表はいずれも会場で大きな関心を集め、米国をはじめとする各国の大学研究者および産業界からの多くの質問・意見交換が行われました。BELでは今後も、デジタルツイン技術とマテリアルサイエンスの融合を通じて、材料研究と社会実装の新たな方向性を切り開いてまいります。
発表概要 講演題目 会議名・開催日 発表者
セラミック積層造形における粉末挙動シミュレーション ― プロセス理解の深化と材料性能向上に向けて
MS&T 2025(2025年10月1日)
兼松秀行、桒原督弥、Jeremy Knopp、藤枝忠臣、中野貴由
粉末冶金における焼結プロセス最適化に向けた粉体挙動のシミュレーション
MS&T 2025(2025年10月1日)
兼松秀行、桒原督弥、Jeremy Knopp、藤枝忠臣、中野貴由
金属3Dプリンティングにおける加工性と流動性向上を目的とした粉末挙動のシミュレーション
MS&T 2025(2025年10月1日)
兼松秀行、桒原督弥、Jeremy Knopp、藤枝忠臣、中野貴由
セラミック積層造形における粉末挙動シミュレーション ― プロセス理解の深化と材料性能向上に向けて
MS&T 2025(2025年9月29日)
三浦英和、兼松秀行、河合里紗、中野貴由
バースト型交番電磁場が低細胞濃度における細菌増殖およびバイオフィルム形成に及ぼす二重効果
Wright State University 材料科学セミナー(2025年10月2日)
兼松秀行、桒原督弥、Jeremy Knopp、藤枝忠臣、中野貴由
粉体シミュレーションソフトウェアの材料プロセスへの応用